文書作成日:2025/07/24
2026年1月から、かかりつけ医機能の報告が始まります
2025年4月、かかりつけ医機能報告制度が施行されました。初回の報告は、2026年1〜3月に行うことになります。
医療機関に求められる主な対応は、次の3点です。
- 報告
- かかりつけ医機能の内容について、毎年1〜3月に都道府県に報告します。
- 報告は、原則G-MIS(医療機関等情報支援システム)を通じて行います。
- 報告内容は、後述の「かかりつけ医機能の確保に関するガイドライン(第1版)(令和7年6月)」p.15〜p.19をご参照ください。
- また、かかりつけ医機能に関する研修の修了者の有無も、報告事項に含まれます。
- 院内掲示
- 報告したかかりつけ医機能について、一定の内容を院内掲示する必要があります。
- 院内掲示用の様式例はG-MISで出力できるよう、システム開発が予定されています。
- 患者説明
- かかりつけ医機能を有する医療機関には、原則、医療法に基づく患者への説明が努力義務とされます。
- 4ヶ月以上の継続的な医療提供が見込まれる患者やその家族から求めがあった場合は、治療計画等の説明ができるよう、ご準備ください。
初回報告に関しては、2025年秋ごろから、都道府県より医療機関へ案内が行われる予定です。
あわせて、厚生労働省の分科会がまとめたガイドラインがすでに公開されています。取組事例集や院内掲示、患者説明様式の例も提供されていますので、事前の確認をおすすめします。
- かかりつけ医機能の確保に関するガイドライン(第1版)(令和7年6月)
- かかりつけ医機能に関する取組事例集(第1版)(令和7年6月)
- 院内掲示様式(例)(Wordファイル)
- 患者説明様式(例)(Wordファイル)
この制度は、すべての病院・診療所(特定機能病院・歯科医療機関を除く)が対象となる制度です。制度の詳細や更新情報は、下記特設ページをご参照ください。
[参考]
厚生労働省「かかりつけ医機能報告制度」
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
- 有効期限切れの健康保険証に窓口対応の暫定措置、厚生労働省が通知2025/07/17
- スマホのマイナンバーカードが保険証としても利用可能に 2025年9月から2025/07/10
- 公益通報者保護法改正、通報受付体制の見直しを2025/07/03
- 「骨太の方針2025」が閣議決定―医療・福祉政策の見通しは?2025/06/26
- 2024年の認知症の行方不明者とテクノロジー活用事例2025/06/19
- 介護福祉士試験の「パート合格」、2025年度から導入2025/06/12
- 診察券等のマイナカード一体化、レセコン改修に補助金2025/06/05
- 2025年度のオンライン資格確認の導入支援2025/05/29
- ベースアップ評価料、診療所の(T)の届出割合は27.8%2025/05/22
- 障害福祉サービス等の処遇改善、政策の効果は?2025/05/15
- リフィル処方箋の発行、実績ありの医療機関は47.4%/厚労省調査2025/05/08
- 介護従事者の処遇改善、政策の効果は?2025/05/01
- Wi-Fi等の通信設備の利用料は、利用者から徴収できるか?2025/04/24
- 学校行事中の児童・生徒の受診の資格確認2025/04/17
- リフィル処方箋の認知率と利用状況2025/04/10
- 介護情報基盤の活用に向け、夏ごろに新しいDX補助金が登場2025/04/03
- 電子処方箋の導入補助、9月末まで延長2025/03/27
- 3/31までの経過措置で届出や注意が必要なもの2025/03/20
- 医療DX推進体制整備加算、電子処方箋を導入している場合は4月1日までに届出が必要です2025/03/13
- 今国会に提出されている医療法改正案2025/03/06
- 補正予算による介護人材確保・職場環境改善等事業が実施されます2025/02/27
- 補正予算による医療機関等の経営支援が実施されます2025/02/20
- 介護職員等処遇改善加算の経過措置がまもなく終了、要件が弾力化2025/02/13
- 令和6年度補正予算/押さえておきたい施策 福祉編2025/02/06
- 令和6年度補正予算/押さえておきたい施策 医療編2025/01/30